【活動報告】前期

はじめに 

日頃からフォーミュラチームの活動にご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

チームとしましては春休みを終えて、新年度が始まり1週間が経ちました。先の土日では合同新歓会があり、そこで車両を展示しました。(右図)

改めまして紹介させていただきます。私たちは東北大学フォーミュラチームという東北大学学友会準加盟団体で、毎年学生フォーミュラ日本大会に電気自動車をもって参加しています。メンバーはB4 2人 B3 2人 B2 3人です。他校と比べると人数は少ないですが、新歓活動のおかげかB1は続々と増えています!

本記事では本年度の活動が半分の期間を過ぎたことを契機として書かせていただきました。これまでの振り返りとこれからの展望を以下に簡単に述べさせていただきます。

月次報告

これまでの活動について月ごとに振り返らせていただきます。

10月

9月に2022年度の大会を終えて自分たちの現状のレベルの低さは認識し、レギュレーションの読み込みを進めていた。
19日にFAの鎌田様とのミーティングを開催し、製作の進め方などに関してアドバイスをいただいた。
自分たちがやりたいことを文字に起こして共有し、それを達成するような設計を始めた。

11月

進捗の悪さは感じながらも手順としては正しいと信じて、各パートでOBに話を伺ったり過去の資料を漁ったりして担当パーツについての学習をしながら設計を進める。

12月

18日にHondaの皆様に確認会を行ってもらった。アセンブリとしての設計はできていたつもりになっていたが完成度の低さを指摘された。客観的には製作に移れないレベルということだった。
過去の学生フォーミュラ自体にかんする講義資料に改めてアクセスして車の知識以前ことであるのチーム運営などの資料より理想的な進め方を確認した。
現実的な製作計画を立てることにした。その結果として稼働実績のある2020年度の車両を模倣はすれどもマネはせずで多少手を加えた車両の設計を勧めることにした。理想と現実を客観視し、ここに来て初めて地に足のついた予定が立った気がした。

もう少し詳しく述べさせていただく。ここまでの設計の進め方の良くなかった点は現チームにしてはキャパオーバーな量の設計に取り掛かっていたことだ。

現チームではガクエフという学生主体のメンバーの流動的な活動でありながら引き継ぎをうまく進められていなかった。そのため設計図はあるものの、設計意図などは読めずにいた。機械というのは目的を持って作られ、設計者の意図を盛り込んで創られるべきである。ガクエフにはデザイン審査がありここでは、そのような点がよく見られる。つまり、設計図から設計意図を読み取れない我々では設計図を引き継ぐだけで設計完了するのは理想的なものづくりとは言えないと判断し、設計意図のわからない部品は新規作成をして意図をもたせる方向性でいた。これがまずかった。大方の部品が新規設計を求められた結果作として業量が膨大になり、前述のとおりキャパオーバーした。

1月

正月や成人式、期末テストなどがありサークルとしての進捗はそこまで良くない月だった。
その中で、サスペンション等の一部の部品は設計を続けたり、設計の確定したフレームなどの部品の製作に移っていったりした。製作の一つとしてはフレームパイプの切り出しである。

2月

春休みに入り集中的に製作に取り組んだ。
シャシー班はフレームの溶接を土~火にそのほかの製作やSES(大会提出書類)を水~金に進めていった。
パワトレ班は車体完成後のワイヤーハーネスの組み付けに向けて、その設計資料やシャシー班も製作に携われるようにするための説明資料の制作をすすめた。
他にも流用予定の部品のチェックを行った。

本月では(3月でも起きがちだったが)製作に必要な素材や製品を手元に揃えるのが遅かった。代わりに別の作業を進めておくなどの対処を取ったが、予定からの遅れを生じさせてしまった。

3月

2月に続けて製作をどんどん進めた。
シャシー班はマウントの製作および溶接が主な作業となった。マウントは一個一個は小さくとも数は約110個と、とても多いためなんだかんだで3月の8割強はこの作業であった。
パワトレ班は設計の完了に近づくと同時に、その設計をもとに必要な材料の購入や支援を受けるなどして、製作の準備を進めた。それと同時に各使用物品のデータシートをそろえて、ESF(Electrical System Form)という書類の制作もした。

うれしい誤算もあった。まねたことで設計意図はわからない部品が多いなか、製作のなかで過去の先輩の設計意図はこうだったんじゃないかと推測できるようなことがあった。実際に作って組み立てることで知見を得るというガクエフらしい出来事だった。

今後の予定

現在チームはもちろん車両の完成を目指して製作活動を進めています。
5/21に東北大学の西澤潤一記念研究センターにて模擬車検会を予定しており、そこまでにいわゆる完成を目指しております。
なお、こちらの車検会ではスポンサーの皆さまにはよろしければご参加いただくことも可能です。ご連絡ください。
その後、試走を通して車両としてもドライバーたちとしても走り込みをしていく所存です。

ご支援のお願い

東北大学フォーミュラチーム、TUFTは学生フォーミュラ日本大会2023の出場に向けて、常に広く企業様、個人の皆様にスポンサーシップをお願いしています。学生主体の活動となるため、車両製作とチーム運営のための資金繰りは毎年非常に厳しい状況にあります。
現状のチーム運営のことに言及させていただきます。
現在予算と照らし合わせますと、試走や大会参加にあたってはミニマムで30万円ほど、当初予定では65万円ほど足りておりません。実はあてにしていた特別交付金が試走などの際のレンタカー代に使えないことが最近になって判明したためこのような現状になっております…これを解決すべく、スポンサー集め、資金集めに今日も奔走しておりますが、まだ未達成でございます。
つきましては、今までに加えたご支援であったり、新たなご支援をいただければととても嬉しいです。私たちのものづくり活動および未来のエンジニアを育成するといった学生フォーミュラ大会の趣旨にご賛同いただける企業様・個人の皆様、何卒ご支援よろしくお願い申し上げます。

<詳細>
https://www.tohokuunivformulateam.com/shien

<企業の皆さま>

企業様の物資や資金のスポンサーシップに報いといたしましては以下のものが主となります。
・チーム車両に企業ロゴのステッカーの掲載
・弊チームサイトでのロゴ掲載およびリンク掲載
・チーム広報ポスター上でのロゴの掲載および紹介
他にもご要望はチームでできる限りお応えします。

<個人の皆さま>

個人の皆様にも広くご支援をお願いしております。何口からでもありがたくいただきます。また、一口の料金も目安程度に思っていただけると幸いです。
企業様へのご支援のお礼と同様に、ご希望に沿って、チームサイトでのお名前の掲載やイベントの際のポスターに掲載させていただきます。

振込先

お振込み先    ゆうちょ銀行 八一八支店
口座番号     2273436
口座名義     トウホクダイガクフォーミュラチーム
一口       3000円
振込み等ありましたら、ご一報いただきたく存じます。

終わりに

本当に簡単ですが、今年度の前期の活動について振り返らせていただきました。こういうことにももっとしっかり取り組みたい気持ちがあるので、やはり広報担当をたてたいと改めて思いました。
チームリーダーとしては、振り返ってみると、活動が行き詰りかけそれまでの2,3か月が否定されたような気持ちになった12月が精神的にはつらかったことを覚えております。しかし、チームメンバーだとか、応援してくれる大人たちの存在に助けられました。今も多面的に助けられています。弊チームは少人数で、部品担当は一つにつき一人レベルの規模のため各個人的な知識能力に依存するところが大きいですが、チーム全体でみればやはり団体活動であります。そういう意味でも車作りとはやはり総合的なものづくりだと感じます。

これからも弊チームにご関心を抱いていただけると幸いです。完走さらには優勝を目指し、今年度はリスタートの気持ちでこれからも邁進してまいります!

コメント

  1. OB Aです。

    昨年末相談受けた時から比べると、大分順調に進んでいるようでびっくりしてます。
    「大会で走る車」を作るのは想像以上に大変かと思いますが、怪我事故ないよう、どうかご安全に。

    返信削除

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